リノベーションのケイズ

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2025.01.18

家を建てるため、優先して考えること

良い家とは・・・?

家づくりにおいて重要視することは、お客様や住宅会社によって、色々な考え方があると思います。

その時に大切なのは、限られた予算の中で何を大切にするのか、ということ。

新居に住む際は、家電や家具の買い替え、引越しといった費用が発生しますので、メリハリをつけることで、余裕をもった資金計画で、良い家を建てることができます。

10,000棟以上の住宅に携わってきた経験から、大切だと思うことをご紹介したいと思います。

 

 

家電や車は長くても10年程度使用するための消耗品ですが、住宅はより長い期間住み続けるモノです。

住み始めて10年、20年、30年とたって生活スタイルが変わっても有用でなければなりません。

流行に左右されず、飽きの来ないデザインで、上質な素材を使って家を建てることがポイントです。

もし家づくりを検討されている方は、一つの参考としてご覧ください。

 

 

 

 

 

外観はシンプルに

もし個性を出したい場合は、建物の外装よりもエクステリアにこだわることをお勧めします。

建物の形状はなるべくシンプルに、板金やスレートといった耐久性を重視した素材で仕上げる方が良いでしょう。

屋根・外壁を複雑な形状にすると、雨漏りのリスクと塗り替え等のメンテナンスコストが増大します。

 

おなじく、外壁の面積が増えると、断熱においても不利です。

表面積が増える程、熱が移動しやすくなるため、夏暑く、冬寒くなりやすいです。

後ほど詳しく述べますが、断熱は快適な暮らしにおいて、最も重要な項目のひとつです。

 

窓の位置は眺望と隣家や道路からの視線を配慮しながら決定します。

外から見たとき、窓の配列や高さが揃っているだけでも美しく見えます。

隣家との距離が狭い場合は、天井付近や床近くに窓を配置し、明り取り窓とするのが有効です。

 

 

 

 

 

良い間取り=自由度が高いこと

間取りについては、廊下をなるべく少なくし、その分居室を広くとることが重要です。

廊下は暮らすための空間ではないため、動線も短くなって便利です。

 

また、部屋はできるだけ凹凸を少なくし、四角形に近づけるようにします。

あとで家具やベッドを買っても、凹凸の少ない四角形の部屋であれば、模様替えの選択肢が増えます。

できれば、部屋の形状は正方形に近い方が体感的に広く見えますのでなお良いです。

反対に凹凸が多いと、例えばテレビを置く場所はココしかない・・・といったことになり、暮らしの自由度が下がります。

赤ちゃんが小さいときは、リビングにサークルを置いたりするかもしれません。

ファミリーの生活スタイルは変わるので、自由度を高くして置くことが大切です。

※同じ理由で、可動棚(高さを変えられる棚)もおススメしています。

 

お子様のいらっしゃるファミリー世帯の場合、子供室は2部屋設けるケースが多いです。

後から一部屋に変えられるようにしておく(耐力壁を置かない)といった工夫も大切です。

一般的に子供室は南側に設けるので、最終的にお子様が巣立ったら、一部屋にして夫婦寝室にするといったこともできます。

 

 

 

 

 

住宅設備類の選び方

キッチン、トイレ、洗面化粧台、浴室といった住宅設備の選び方は、まずは国内メーカー品をお勧めします。

水回り設備は、いつか必ず故障します。

海外メーカーやオーダー品は、修理やメンテナンスの難易度(費用)が全く変わってきます。

造作キッチン(フルオーダー品)を手配することもありますが、製品代よりもメンテナンスにコストが格段にかかることを覚えていただきたいと思います。

 

具体的には、キッチンであればLIXILリシェルとクリナップステディアが、使い勝手が良く、コストパフォーマンスに優れており、当社で使用するケースが多いです。

何より、浜松のショールームで実物を見ながら試せるので、イメージと違った!ということがありません。

 

全て最上級グレードにすると、お風呂とキッチンだけで1000万円を超えます

料理が好きなのでキッチンは良いものにして、お風呂は家族しか使わないのでシンプルにする・・・といった取捨選択をお勧めしています。

 

 

 

 

 

インテリアは、暮らしを反映したデザインにする

インテリアは、住宅の中ではコストパフォーマンスに優れています。

たとえば最上級グレードのクロスであっても、一番安い外壁材よりも安価です。

 

床材は、フローリングが多いですが、フロアタイルという素材もお勧めです。

フロアタイルは塩ビ製ですが、表面加工に優れており、ストーン調やタイル調といったフローリングにはない素材感を出すことができます。

他にもエコカラットというタイルは、落ち着いた素材感に加えて、吸湿性・吸臭性があるため玄関にお勧めです。

木と石を組み合わせたり、壁にタイルやウッドパネルを貼ると、上質で見た目の良い空間が出来上がります。

 

他にも、玄関の壁に鏡を取り付けたり、ハンモックをつるしたり、懸垂バーを付けたり、ボルダリング壁にしたこともあります。

SNSでもいろいろ公開されていますので、アイデアを膨らませましょう。

自分だけのオリジナルなデザインにすると、家に愛着がわき、暮らしが楽しくなります。

 

 

 

 

 

断熱と耐震は、建物の基本

断熱と耐震は、見えないところですが、見えないところだからこそ、長期的に住むために欠かせません。

断熱等級5(ZEH水準)が2030年に義務化となりますので、断熱等級5~6が最初の目安となります。

リノベーションであっても断熱材の追加や入れ替えをすることで、夏冬快適に過ごすことができます。

断熱性能を高めるためには、断熱材の充填もありますが、一番は窓の性能を高めることが大切です。

 

耐震等級は新築の基準ですが、等級3(最高等級)がひとつの目安です。

中古住宅であれば、1981年6月以降の新耐震基準で建てられていることが指標となります

それ以前の古い建物の耐震補強工事も可能ですが、きちんと計算して構造補強を行う場合は費用がかかります。

場合によっては新築した方が安価ということもあります。

 

断熱と耐震は建物の基本です。

新築の場合は必ず説明がありますが、リノベーションの場合は建築会社によって様々です。

見えないところですが、非常に大切なのでぜひ建物を建てる際に常に心掛けるようにしましょう。

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