
浜松の中心部にある、鉄骨造のビルを住宅として使うためのリノベーションです。
浜松市内の戸建て住宅からの市内転居となりました。
こういった使い方の変更を、用途変更と呼びます。
元々住宅としての使い方を想定していないため、一度全て撤去(スケルトン)してから造り直していきます。
今回は確認申請の対象ではないものの、排煙窓といった法規の検討も必要です。
火災報知器や誘導灯の設置といった、消防法への適合工事も行います。
要した期間は設計に6か月、工事に3か月です。
間取りは3LDK+WICです。
お施主様は2人のお子様のいるファミリーなので、廊下を極力少なくし、そのぶんLDKが26帖のゆったり目です。
LDKをで過ごす時間が長い場合、居室を狭くしてもLDKを広げた方が暮らしやすくなります。
また、ご夫婦のこだわりもあり、必ずリビングを経由して居室へアクセスする動線としたため、コミュニケーションが生まれます。
間取りについては、複数のプランを比較いただいて、最もお好みのプランに仕上げています。
収納については特に心配していらっしゃったので、すべての部屋にクロゼットを設けています。
それに加えて、ウォークインクロゼット4帖、布団収納、掃除用具入れ、パントリールームを設けました。
下足入れも容量を重視し、100足の収納量(一般的な住宅の2倍以上)があります。
大容量の収納が一つのポイントとなっています。
完成写真














建物メンテナンス
工事としては、リノベーションに加えて建物のメンテナンスも行っています。
特に大切なのは、屋上やバルコニーの防水工事です。
また、断熱工事についても、性能が不足している箇所については追加や撤去再施工をしています。
他にも給排水管のやり替え、防音処理までしっかりメンテナンス。
見える部分はもちろん、見えないところもきちんと施工して、長く快適に住めるようになります。






