リノベーションのケイズ

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2022.11.18

壁の中から音が聞こえる

静かな環境で屋内で過ごしていると、不思議な音が聞こえることがあります。

パキッパキッといった感じで、とくに建てたばかりの木造住宅で起こりがちです。

音が発生する原因について、今回はご紹介したいと思います。

聴こえたらダメな音もありますので、そちらもお話したいと思います。

 

 

無垢材と集成材

建築会社が一般的によく使う材木は二種類あります。

丸太を切り出して乾燥させた無垢材と、細い材木を接着剤で貼り合わせて作った集成材です。

この無垢材の方は簡単に言うとまだ生きているので、湿度に応じて水分を吸収・排出します。

これがパキパキという家鳴り音の原因となります。

 

ちなみに、最近使用することが増えた集成材は、バラバラの木をランダムに貼り合わせてできています。

そのため、特定の方向に収縮したり、ねじれたりということは少ないです。

 

無垢材であっても、丸太を切り出してそのまま使うわけではなく、製材所で人工乾燥機にかけてもらっています。

含水率を20%まで下げて使うので、そこから大幅に寸法が狂ったり強度が変わるということはありません。

つまり、静かな環境でパキパキといった音が鳴っても問題は無いです。

年月とともに、音の発生も治まっていきます。

 

 

問題がある音とは?

実際に施工したシロアリ被害箇所

逆に聞こえると問題がある音というのも存在します。

築年数が経っている住宅の、とくに1階部分で音がすることがあります。

説明が難しいですがカタカタといった音で、上記の乾燥時の家鳴りの音とは明らかに異なります。

こちらはシロアリの出す音で、彼らは目が退化しているので音でコミュニケーションをとります。

 

シロアリに食べられている木は穴だらけになるため、強度が落ちます。

被害が進むと材木が柔らかくなったり、空隙が多くなって叩いたときの音が変わります。

ちなみに、当社で把握しているケースの大半が、床下からのシロアリ被害です。

カタカタ音がした場合は、シロアリの発生がないか床下を確認した方が良いと思います。

 

ちなみに、シロアリを見つけた場合は、そのまま床や壁の補修をしても意味がありません。

まずは、薬剤を散布して被害が収まったことを確認してから、補修作業となります。

 

 

天井裏の音

二階(最上階)で音がする場合は、動物が屋根裏に入っている可能性もあります。

こちらは上記二つとは異なり、明らかに大きい音で住んでいる方も気付いていることが多いです。

よく相談があるのはコウモリやネズミです。

これら動物は糞を出して不衛生なので、市販されている忌避剤などが効果的です。

出て行ったのを確認してから、侵入口となっていた隙間を塞いで再発防止を行います。

 

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