リノベーションのケイズ

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2024.02.09

新しい法律のご案内|アスベスト事前調査の義務化

2023年10月1日より、有資格者によるアスベスト事前調査が義務化されました。事前調査は、工事着工前に実施する必要があり、主な調査内容は、書類・目視・分析の三点です。

 

当社でも、既に数件、リノベーション工事の着工前に、浜松市へ調査結果の報告を実施しました。

 

アスベスト事前調査についての詳細は、浜松市のホームページをご覧ください。

 

 

 

アスベスト調査の目的

アスベストは人体に有害な、非常に細かい繊維状の物質です。

 

長期にわたってアスベストを吸い込み続けると、肺の機能が弱って肺がんになるため、工事中だけではなく、住む方にとっても問題です。

 

もともと、アスベストは物質が劣化しにくく、優れた断熱材でもあるため、建物に多く使用されており、特に古い非住宅の建築物の断熱材としてよく見かけます。

 

 

 

調査の必要な工事

  • 建築物の解体工事(床面積80 ㎡以上)
  • 建築物の改修工事(税込100万円以上)
  • 工作物の解体・改修工事(税込100万円以上)

 

調査の要不要は、施工面積と金額で決まり、大掛かりなリノベーションの場合は、調査が必要となることが多いです。他にもたとえば外壁塗装等の場合も必要となります。

 

書面調査と目視調査は必須で、分析調査は、建材1種類ごとに約3万円の分析費用が発生し、必要に応じて行います。

 

なお、2006年9月1日以降に着工された建築物は、アスベストの調査対象外です。アスベストを使用した建材の生産・使用が禁止されているため、使われることが無いためです。2006年9月以降に建てられた家にお住まいの方は、アスベストは使われていませんのでご安心ください。

 

 

 

アスベスト調査の費用

アスベスト調査は、書面調査と現地目視調査、分析調査があります。書面調査と目視調査で終わる場合は、費用は安価です。

 

使用している建材が不明な場合は、分析調査が必要となり、1種類あたり約3万円の費用がかかるため、調べる材料が多いと高額になります。他にも、新築時の図面を紛失している場合は、調査に費用と時間がかかることがあります。

 

建物の建築にはアスベスト等の大気汚染防止法以外にも制約があります。建築基準法はもちろん、都市計画法や消防法といった各法令に従って工事しなければなりません。そのため、工事が大掛かりになればなるほど、しっかりとした設計が必要となります。

 

アスベスト調査・リノベーション工事をお考えの方は、新築時の図面をご用意の上でお気軽にご相談下さい

 

 

 

 

 

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