2022.12.16
真似してはいけないデザイン
新築やリノベーションで、自分だけのオリジナルデザインを実現するのは大変良いことです。
ご家族の構成やライフスタイルが違う以上、住む人に合わせた間取りやデザインが必要となります。
最近ではインターネット、特にインスタグラム等のSNSからデザインを見つける方が増えています。
ただし、デザインの中には真似しない方が良いデザインがあります。
真似してはいけないデザイン
住宅は建てて終わり、ではありません。
とくに、当社は住宅リフォームも施工しているので、新築やリノベーションをした後もお付き合いが続きます。
実は、住宅を建てる際に真似しない方が良いデザインというものも、存在します。
まず、メンテナンスが必要な箇所には「大手メーカー品を使うこと」が大切です。
設備品(特に水回りと屋外)はいつか必ず故障したり劣化します。
そのため、故障したときに修理が簡単に済むように、できるだけ大手メーカーの商品を使った方が良いです。
たとえばキッチンで言えば、LIXIL、クリナップ、TOTO、タカラスタンダード等、が挙げられます。
これらは浜松にショールームがあるので、事前にお試しできるというのもメリットです。
マイナーなメーカーの場合、値段が安かったりしますが、故障したときの手間は平均以上にかかることが多いです。
また、売れ筋品の方が修理部材の在庫があることが多いです。
キッチン本体は20年~30年使用可能ですが、換気扇や食洗器、ガスコンロなどは10年程度で故障することもあります。
これらは、消耗品という意識をもっておいた方が良いと思います。
インターネットで購入した製品を使うのは出来る限り避けましょう。
タオル掛け等の簡単な商品であれば問題ありません。
注意が必要なのは電気関係や庇など、故障して漏電したり落下することで危険がある商品です。
インターネットの商品は大変安価ですが、保証体制が無かったり、造りが甘い商品を見かけます。
たとえば照明であれば、パナソニックやコイズミ、東芝など国産品から選択されることをお勧めします。
はっきりと分かるくらい、品質・耐久性に差があります。
安心して住み続けるために
今回のポイントは、「壊れる可能性がある場所はメンテナンスのことを考えた方が良い」ということです。
築10年足らずで雨漏りが発生したり、設備の交換が必要になる方もいます。
10年後、20年後、30年後の生活や暮らし、家族構成を考えていくことが大切です。
長く使える設備と消耗品をきちんと分けて考えましょう。
それにより住み心地が良くなったり、維持コストを下げることができます。